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次世代ワックススーパー無双はまさに無双!

スノーボード
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皆さんはスノーボードワックス、何を使っていますか?

22/23シーズンからTEAM RESCUE(チームレスキュー)の「スーパー無双」を使用しています。シーズン通して使用して、このワックスの性格がわかってきたので共有していきたいと思います。

そもそもスーパー無双とは?

長野県のワックスメーカー「チームレスキュー」が販売するスノーボードのワックスです。

ポリエチレン製のワックスで、従来のパラフィンワックスとは、異次元の性能を謳っています。

詳しくはこちら

使用方法は?

 基本的には通常のワックスと同じです。温めて、溶かして、塗り広げる。

ただし、注意点がいくつかあります

まず、このワックスは粉末状です、エッジ際にのみ使用するベースバーン予防の「コールドパウダー」と呼ばれるワックスを塗ったことがある方は、まんま、それを塗るイメージだと思ってください。塗ったことがない人は「めちゃくちゃ硬いので塗るのが難しい」と思ってもらった方がいいです。

施工手順

施工は以下のオフィシャル動画を確認してください。

  1. 施工するソール面にスーパー無双を薄く撒き散らす。
  2. 150度にしたアイロンを上から押しつけてワックスを溶かし、すぐ離す。
  3. 同様の工程を繰り返し、ソール面全体にスーパー無双を伸ばしていく。
  4. アイロンをノーズからテールに向けてかけ、スーパー無双をソールに伸ばしていく。この時にアイロンの動きを止めないよう注意する。
  5. スーパー無双をソール全体に伸ばせたら、ソールが暖かいうちにスクレーパーでスーパー無双を剥がしていく。この際、削りすぎずに「ソール面をフラットにする」イメージでスクレーピングする。
  6. 暖かいうちにスクレーピングが完了したら、ブロンズなどの固めのブラシでノーズからールにかけてブラッシングし、磨いてツヤを出していく
  7. ファイバーテックスでワックスカスをきれいに拭き取り、ベースワックス完了(ここは自己流)。
  8. 状況に応じて「極(きわみ)」等の滑走ワックスを追加していく。

ワックスのかけやすさは?

はっきり言って、冬に外でかけるワックスではありません。

施工性に関してはかなり塗りにくい部類のワックスだと思います

コールドパウダーや、ガリウムのグリーンなどと同様、ほぼほぼ「柔らかめのプラスチック」です。多分コスラボワックスのパウダースペシャルよりも硬いと思います。

逆に、それらのめちゃくちゃ硬いワックスをよく使う人たちにとっては、意外と『ただのめっちゃ硬いワックス』かもしれません。

私は、このくらいの硬さのワックスは、ベースバーン予防にエッジ際にのみ使用していましたが、ソール全体に使用することはなかったので、最初は施工性の悪さを感じました。

滑走性は?

普通に滑ります。むしろ良く滑りますどんな雪でも80点以上取れる滑走性能

逆に言うと、従来のワックスの、温度帯と雪質がピッタリ合った時のメッチャクチャ滑る『100点満点!』感はありませんが、一緒に滑っているメンバーで一番遅かったことは今シーズン皆無でした。

特筆すべきはソールの汚れにくさです。春先のBCでは剥き出しになった地面や、雪に落ちた樹液の上を滑っちゃったりするので、滑走後はソールがメチャクチャ汚れるんですが、スーパー無双を塗った後は、滑走後にソールをブラシやファイバーテックでクリーニングしてもほとんど汚れず「なんだこれ・・・!」今までにない綺麗なソールに衝撃を受けました

3月から4月にかけて西大巓、神楽、猫魔スキー場とBC&ゲレンデ滑走を3連戦した際も全くノーメンテで滑り切り、その際ももほとんど汚れが出ないという驚きの対汚れ性能でした。

これはマジですごいです。月山の『ブナの実樹液地獄』で試してみたいです。

滑走性能に関しては性能を上げられる裏技を隠してますので後で詳しくブログで紹介したいと思っています。

シーズン通して使えるの?

シーズンを通してこれ1本で行けます!!めちゃくちゃ汎用性高いです。

ただし、春スキーのようなビシャビシャの雪を滑る際には、ストラクチャーが滑走性能に大きく影響してきますので、パウダー専用機としてツルツルにしている板だと「張り付き現象」が発生して滑走性が低下することがありました。

これに関しては、「黒固形」と言われる汚れ雪用の生塗り固形ワックスでかなり対応できたので、今後裏技と併せて紹介していく予定です。

持続性

めちゃくちゃ持ちます。てか異次元の耐久性です。

今シーズンはシーズンイン前に一回、2月に一回施行しただけですがシーズン中ずっと同じ滑走感でした。

高くね?

スーパー無双は60gで税込8800円。147円/gです。ドミネーターの RENEW Gが400gで6150円(2023/04月)なので15.4円/g。

グラムあたりで考えるとスーパー無双はドミネーターの10倍くらい高い値段になります。高く感じますよね?

しかし、スーパー無双は従来のワックスの20倍の耐久性を謳っていますので、そう考えるとだいぶ印象が変わってくるのではないでしょうか?

グラムあたり10倍の値段ですが、耐久性は20倍。つまりは実質RENEW Gの半額くらいのイメージ、と考えるとなんだかめちゃくちゃ安く感じてきませんか?

RENEW Gの400gが3000円で売ってたら即買いしますよね?そんなイメージです。

ワックスオタクにしか伝わらない表現ですいません笑!!

レスキューワックスはソールに良くない?

これだけ耐久性が高いと従来型のワックスを使うのがバカバカしくなってきますね。

他のワックスメーカーやスノーボードショップなどはこのワックスのアンチになると思いますよ。

だってこのワックス流行したら商売上がったりですもん笑。

ワックスは「雪質・温度帯によって複数持つのが当たり前」で、「沢山種類があって」「毎滑走毎にワクシングするのが当たり前」消耗品ですから、スノーボードショップにとっては重要な売れ筋商品です。

こんなもんが流行したらワックスは売れないし、メンテにも来なくなるしで機会損失がヤバいでしょうね。って事でこんなん知ったら「アンチになる」か「代理店になる」かの2択でしょう。

で、アンチに回った人は、「そんな滑るはずはない」「熱でソールが焼ける」「熱で板に負担を掛ける」とか言い始めるんです。業界の闇を感じますね・・・。

ま、ゆーても結局は宗教と一緒なんで、自分が信じるものを信じていきましょう!

結局どうなん?

「買い」です。

施行に少し手間がかかりますが、その後はシーズン中ほぼノーメンテでいけます。

ドミネーター使っている方も「買い」です。リニュー+ズームでも「どんな状況でも80点」の滑走性能が得られると思いますが、ワックスをかける回数が全然違います。

なんならスーパー無双はシーズン前の一回でそのシーズン中ずっと80点の滑走性能です

ということで、レースでコンマ1秒を競っている競技者以外の方々には本気でオススメしときます。

でもレーサーも使ってたりするのでぶっちゃけ「みんなこれ使えばいいのに」と思ってたりします。

まとめ

スーパー無双は現状で、「レジャーボーダーにとっての最適解」に最も近い性能を持っていると思います。自分でワックスかけてるスノーボーダー、スキーヤーの方は騙されたと思って使ってみて下さい。やめられなくなること請け合いですよ!

追記(2024/02/07)

今年から『yukiyama』ってアプリを使って滑走距離を計測しています。

アプリの履歴上、私の場合だいたい300kmくらい滑ったときに「少し滑りが悪くなったかも?」と感じました。行った回数にして14回目です。12回目の滑走後にエッジの調整をしたのでひょっとするとその影響もあるのかもしれませんが、私の場合、今季は14回滑りに行った後にワックスを施工しました。

また次回忘れなかったら追記していきます!

追記その2

ちょっと変わった使い方が思い浮かんだので記事にしてみました。よかったら覗いていったください。

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