今回は、私が登山やキャンプで使用しているオススメアイテム「ダウンパンツ」についてご紹介していきます!
秋冬のキャンプや夏の高山テント泊が一気に快適になる超絶オススメの神アイテム!
自分自身「こんなに暖かいんだ・・・!!」と感動しました。今では夏山でも持ち歩くくらいの必須アイテムです(北穂とかの3000m峰で使用)。まだ使ったことがないという方にはぜひ使っていただきたいダウンパンツについて、その利点とオススメ商品についてご紹介していきます!
タイトルでネタバレしてますが、主に『ネイチャーハイクのダウンパンツが値段の割にコスパ良くてオススメだよ!』って記事です。が、ネイチャーハイクと私には一切の利害関係がありませんのでご安心ください笑!
ダウンパンツのメリット
- メチャクチャ暖かい
夏でも高山にテント泊に行くハイカーさんや、ダウンパンツなんて大げさじゃない?なんて考えている秋冬キャンパーさんに超絶オススメです!夜景撮影や天体観測などにも最適ですね!
夏場に少し標高の高いキャンプ場に行って、夜の寒さに死ぬかと思ったハイカーさんやキャンパーさんは結構多いと思います。そんな経験のある方は何も考えずに買って下さい。間違いなく幸せになれますよ!秋冬のキャンプや高山のテント泊はもうこれ無しでは考えられません。
以下の動画は7月後半の北穂高小屋ですが最低気温は約8度でしたので、ここでもダウンパンツを着用しています。
余談ですが北穂高小屋の生ビールは下界とは別次元の美味しさです。仲間内では「北穂高小屋の生ビールには麻薬が含まれている※」と噂されています(※含まれていません)。
Naturehike(ネイチャーハイク)ダウンパンツのレビュー
私が使用しているダウンパンツはNaturehike(ネイチャーハイク)のものです。今はポケット付きの物があるようですが、私が購入した時はポケット無しのものしかありませんでした。
800FPの高性能ダウンを使用し、15~5℃の温度帯での使用が推奨されています。が、推奨温度帯以下の氷点下でも使えますし、なんなら寒ければ寒いほどダウンの快適さが実感できると思います。なのであまり推奨温度帯を気にしないで良いかと思います。
身長166cm/60kgが着るとこんな感じのサイズ感。
私の使用している旧モデルはウエスト部分にはゴムを備えているのみでサイズ調整は不可ですが、今現在販売されている商品はウェストに紐があり調整ができるようです。
素材は20Dの400Tナイロンで撥水加工が施されています。
重量はMサイズの実重量が211gと超軽量!
購入当初、気になった点ですが「ポケットはついていません」。しかし、機能を増やすとその分重量増につながりますので、今はポケットが無いのがむしろ軽量化に貢献していると思っています。
と言っても「ポケット付きが欲しい‼!」って人は全然許容できる重量増かとも思いますので、ポケット付きを選ぶのも全然あり。選択肢が増えて我々消費者にとっては良い傾向だと思います。
ちなみにカリッカリにULしたい!って場合はポケット無しです。ここは信仰が問われます。
良い点
- メチャクチャ軽くてコンパクト!
重量は244g(Lサイズ)で、収納袋に入れると2Lペットボトルより小さいくらいのサイズになります(私の持っているMサイズは実重量211g!)。軽量かつコンパクトに収納できるので、荷物の重さやかさばりを気にすることなく持ち運ぶことができます。スタッフバッグも付属していますが「テントと寝袋以外はスタッフバッグ使わない派」なので使っていません。どうせ使うシチュエーションは幕営地に着いた時なので、寝袋などと一緒にパックライナー内につっこんでおけば良いんです!
小さくしたいときにはくるくる丸めてから片方の裾に詰め込んでしまえばまるでスタッフサックに入れたかのように小さくなります。心の中では『ウロボロスストレージ』と読んでいます(永遠の中二病)。
- 高コスパ!
これが何と言っても一番のメリットでしょう。以下の表に示しますが、ネイチャーハイクのダウンパンツは競合他社と比較しても全く見劣りしない性能を持っています。その性能に関わらず、価格はぶっちぎりの低価格。しかも競合と比較しても多いダウン充填量を誇っています。
Amazonのレビューも1131件ついていて評価4.3となかなかの高評価。この高評価は高FPのダウンパンツの威力を知った方々の驚きを表していると思います。
唯一対抗馬として挙げられそうなのはぜつえんさんが国内正規代理店として販売しているAegismax(イージスマックス)のみ。
800FP(95%ホワイトグース)ダウン使用でダウン充填量が100前後(94-112g)とネイチャーハイクとほぼ同等、生地は15Dナイロンを使用して重量がMサイズで226g ±5g(袋無し)とこちらもネイチャーハイクといい勝負。ですが、価格が85,00円と僅差ですが価格面でネイチャーハイクに軍配が上がります。イージスマックスは寝袋においてヨーロピアンノーム(EN13537)準拠のダウンを使用するなど評価の高い中華メーカーですので、そこをどう判断するかですね。
イマイチな点
- 濡れに弱い
この製品に限らずですが、ダウンは水に弱いというデメリットがあります。濡れてしまうと羽毛のロフト(かさ)がつぶれてしまうため、空気層による断熱効果が失われてしまい、保温効果が著しく低下します。そのため、持ち運びに際しては濡れないように細心の注意が必要です。寝袋やダウンジャケットなどと一緒にパックライナー内に入れ、「絶対に濡れないように」しましょう。容量自体はめちゃ小さくなるので、例の収納方法で小さくして適当なすき間に押し込んでいます。
- 火に弱い
20Dのナイロン生地のため、焚き火やキャンプファイヤーの火の粉で簡単に穴が空きます。火を取り扱う際には注意しましょう。
- 見た目はイマイチ
そのまんまです。正直訴求力のある見た目では無いと思います。けど、外で遊んでいる時に見た目を気にしているのもどうかと思いますし、何より一回着たらあまりの快適さに見た目を気にするのが馬鹿馬鹿しくなります。それぐらい快適です。まー、そもそも見ためでイケていると感じるダウンパンツってNANGAくらいしか無い気がします。ノースフェイスもロゴで威張りを効かせているだけのようですし。
- 獣臭い?
ネイチャーハイクをはじめとして格安ダウン製品によく言われる話ですが、製品によっては獣臭がする物があるようです。
私の製品に関しては湿った時に「ダウンだな」って匂いはかすかにしますが獣臭さを感じた事はありません。鈍感なんですかね?
ただし、Amazon等のレビューを見てみますとたまに臭い製品に当たる人はいるように感じます。私は「臭かったらダウン用の洗剤で洗っちゃえばいいや!」って考えで購入したら拍子抜けするほど無臭だったのでそのまま使用しています。
ダウンの洗浄についてはNIKWAX (ニクワックス)の ダウンウォッシュダイレクトがオススメです。可能であれば同社のダウンプルーフ (撥水剤)も使用して撥水ダウンに可能するのも一つの手だと思いますが、私に届いた個体は全然臭くなかったので幸か不幸か撥水ダウン加工は行っていません。
まー,こんな解決方法もあるよって事で「臭くて耐えられない!」って方はメルカリ行きする前の選択肢としてこんな方法もあるよってことで。
ダウンパンツ比較表
今現在(2023/11月)国内で販売している有名どころの製品を表にしてみました。
ブランド | 商品名 | 重量 | ダウン充填量 | フィルパワー | 価格(税込) |
ネイチャーハイク | ダウンパンツ | 約250g (※実重量211g) | 98g | 800FP | 7,990円 ※ |
モンベル | スペリオダウンパンツ | 226g | 85g | 800FPEXダウン | 14,850円 |
ナンガ | マウンテンロッジダウンパンツ | 約275g | 50g | 860FP | 30,800円 |
プロモンテ | ダウンパンツ70 | 約220g | 約70g | 600FP | 16,280円 |
マーモット | プライムダウンパンツ | 245g※Lサイズ | 不明 | 750FP | 18,480円 |
ミズノ | ブレスサーモダウンパンツ | 230g | 約52g※Lサイズ | 650FP | 9,036円 |
イージス マックス | ダウンパンツ Standard(薄手) | 242g ±5g | 94-112g | 800FP | 8500円 |
表を見てもわかるとおり、ぶっちゃけmont-bellもNANGAもNaturehikeもこの表に示した範囲では性能はそこまで大きく変わりません(少なくともこの表で見る限り)。
ちなみに6,392円はブラックフライデー中(2023/12/01)の値段です!通常販売価格は7,990円のようです。私が買った時は5600円台で購入したと記憶していますのでジワリと値上がりしいますね・・・。
驚くべきはNANGAとの差です。ナンガのダウンパンツと比べると、ダウンの充填量は倍近いのに、値段は1/5です。これがネイチャーハイクのダウンパンツが高コスパといっている所以でもあります。
まとめ
ダウンパンツは、アウトドア趣味をもつ全ての人に強くオススメできる神アイテムです。特にダウンパンツを使ったことのない人には是非一度試して頂きたい!寒い時期に手放せなくなること請け合いです。保温性や軽量性に優れ、寒い時期に最適です。マジで快適です。
中でもネイチャーハイクのダウンパンツのコスパは競合他社と比べても頭1.5個くらい抜けたコストパフォーマンスなので、購入の際のご参考になれば幸いです!
しかし、ナンガはダウンの充填量が少ない割に価格がずば抜けて高く、個人的にはあまり惹かれないブランドですが人気はスゴい。まさにブランディングの妙ですね。ナンガは寝袋も同温度帯の他社の寝袋と比べてと寒いと言われるのは結構有名な話。皆様におかれましても賢い消費者でありますように!
ちなみにNaturehike(ネイチャーハイク)とは?
ネイチャーハイクは2010年創業の中国のアウトドアブランドです。ブランドイメージとしてはTeton Bros.(ティートンブロス)やRab(ラブ)のようないい感じにネームバリューのあるブランドではありませんが、非常に高コスパな製品を出している中華ブランドです。調べて意外だったのは、本格的な日本進出は2020年秋と比較的最近のようです。それ以前からアマゾンでテントやシェルターが売られていたような気がしますが並行輸入だったのかもしれません。個人的には、最近の製品は品質も向上し、ライトユーザーが普通に使う分には必要十分な性能を有していると評価しています。
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