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おすすめの電熱ゴーグルについて

MYOG
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ここ3年は電熱線による曇り止め機能がついたゴーグルを使用しています。

数シーズン使ってみて色々感じましたので共有していきたいと思います。

使用しているゴーグルについて

私が使用している電熱ゴーグルはsable(セーブル)という販売者がAmazonで出していた「SA-PS060」という製品です。この時(2020年)の値段は驚きの6839円(10%OFFセール中でした)!

いつも使用しているゴーグルメーカーのゴーグル2万弱でしたので、安すぎてほんまかいな。と思いながら、ポチった記憶があります。

ゴーグルの両側にバッテリーパックが付属。ボタンは右側頭部側のパックに付いており、ボタン長押しで電源オン、短く押すと出力をロー⇆ハイに切り替えられます。

ローで使用して、大体連続4時間程度はバッテリーが持つ感じでした。

電源を入れなくてもつかえますので、『曇ってきたら電源をオン』『曇りが解消されたら電源をオフ』にする運用で1~2日程度はバッテリーが持つ感じでした。

めっちゃいい!けど不満点も

2シーズン使い倒して、非常に快適でしたが、いくつか気になる点もありました

1つは、両側頭部のバッテリーパックが少し重いこと、

もう一つは滑走中にバッテリーパックが振動し、ヘルメットに当たって「カタカタ」と鳴る点でした。

いずれもバッテリーパックに起因することでしたので、何とかバッテリーパックを外付けにできないかと考え、ネットを徘徊していた時、電熱ゴーグルをモバイルバッテリー給電に切り替えるDIY代行サービスをヤフオクで発見し!

『これだ!』と思い、早速作成を依頼しました。

出来上がったものがこちら。

ゴーグルの内部には昇圧回路が取り付けられ、ゴーグルからはカールコードが15センチの長さで出ています。

電源確認用のLEDがあるのがわかる。
LEDは右目の上の方に取り付けてある。

バックパックの左側ショルダーハーネスにポーチを取り付け、5000mAのモバイルバッテリーを入れ、そこからUSBの延長コード(50センチメートル)を伸ばして使用しています。

ジャケットの左側に内ポケットがある人はそちらを使っても良いでしょう。

使用方法

スイッチ等はなく、USBの抜き差しで電源のオンオフを行います。

視界不良時にも接続が確認できるよう、ゴーグル内部の天井部分にLEDを仕込んでもらっています。

これにより、USBを差し込んだ後、ゴーグル内のLEDの点灯でヒーターがオンになったことが確認できる仕様になっています。

「眩しくないのかな?」と心配していましたが、眩しさは全く感じず、付けておいて良かった機能です。

メリット

『曇らない』これに尽きます。

常時電源をオンにしているわけではなく、普段は通常のゴーグルとして使用し、

ちょっとでも曇ってきたら、USBを接続!曇りを消すといった運用をしています。

電熱ゴーグルに変えてから、予備のゴーグルを使用したことがありません。

一応はバックアップとして持って行くのですが、ゴーグルが曇ってしまった友人に貸すためのゴーグルになっています。

デメリット

  • ちょっと高い

もとの値段は7000円弱でしたが、改造費に9000円ほどかかりました。でも合わせても16000円弱なのでこれは許容範囲。

  • レンズが少し暗い

残念なのが可視光透過率が低め(VLT17%)のため、悪天候時にやや使いづらいこと。悪天候時にはおとなしくゲレンデ内を滑っていますので、大して問題は無いんですけどね。

  • 供給が不安定。

2020年に「RAVPower」や「TaoTronics」ブランドを取り扱うSUNVALLEY JAPAN(サンバレージャパン)がsable(セーブル)と言うブランド名で販売していたこの製品、2021年にはRindonというメーカー(住所は中国広東省)が全く同じとおぼしき製品を8000円程度で販売していました

※(バンドのメーカー名が違うのみ、バッテリーには「Sable」の記載があり、2020年と同製品のようです)

こちらは即座に売り切れて購入出来ず。それ以降同モデルの販売は確認できていません。

  • ちなみにこんなものもある

2022/23シーズンは『fujikaze』と言う明らかに藤井風から取ったんだろうな〜って感じの販売者から電熱線入りゴーグルが出ています。こちらに関しては後輩くんが購入したので、後で借りてレビューしてみようと思います。

ちなに一見怪しげなこのゴーグルですが、機能的にはモバイルバッテリー給電が可能で、マグネティックレンズ搭載でツールレスでレンズの脱着が可能と、最近流行りのゴーグルに付いている新しめの機能をフルに搭載しており、値段も10000円程度と激安VLTも35%程度と使いやすそうな可視光透過率なため、2〜3シーズン使えればコスパ的にめっちゃいい感じのゴーグルなのではないかと想像しています。

2023/11/08追記

2023/11月時点で、可視光透過率15%のものしか無くなり、値段も15000円と値上がりがありました。後輩くんは結果的に良い買い物ができたっぽい。現時点でもまだこの性能で買える商品としては最安値だと思うので、もし興味のある方は在庫があるうちの購入を強くオススメします。

いい製品でも長い期間同じモデルを出し続けているメーカー自体が少ないんですよね。恐らくマーケット自体がニッチなのでなかなかラインナップの維持が難しいのかもですね。製品としても高価ですから販売店も在庫を抱えたくないでしょうしね・・・。

まとめ

一度がっちり曇ってしまったゴーグルは再使用できるまでにかなりの時間を要します

曇ってしまったゴーグルをジャケットの内ポケットに入れて曇りを取る方法が一般的に知られていますが、実際やった事がある方はご存知だと思いますがそこまで有効な手段ではありません

ゲレンデならまだ笑い話で済みますが、バックカントリー中のゴーグルのトラブルは即遭難に繋がりかねない重要事項です。

どんなゴーグルを持って行ったとしてもバックアップとしてもう一つザックに入れておくのは必須だとと思いますが、今シーズンは予備のゴーグルは一度も使わなかったので、曇りに対してはメチャクチャ有効な対策だと思います。

もし興味を持たれた方は一度検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに有名メーカーからはどんな製品が?

※電熱線機能付きゴーグルは有名メーカーからも出ています。ただし、高い‼️

Smith I/OX Turbo Fan(49,500円、アマゾンで発見できず)、509 Aviator 2.0 Ignite S1(6万前後、本国では330ドルで販売)。どれもちと高すぎる。

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追記(2024/02/19)

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