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日光で登山中に熊と遭遇❗️その一部始終を報告します

登山
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ファミリー登山にうってつけの低山でくまさんに遭遇!

遭遇したのは2021年7月。

場所は奥日光葛老山(かつろうやま)

午前中に栃木百名山の芝草山を登り、2座目の山として葛老山を登ることにした。

登山口は湯西川の道の駅。駐車場の奥が登山口となっている。

栃木百名山には低山が多く、この山も標準CT3時間20分。自分の足なら往復2時間程度と考え、

いつも背負っているザックは置いて

500mlの PETボトルと行動食、スマホだけサコッシュに入れて登山を開始した。

布石は打たれていた・・・

登山開始から2~ 3分歩いた場所で熊出没注意の看板を目にした。そこでペッパースプレーと熊鈴をザックに付けたままだったことに気がついた。

必須の装備ではないので一瞬逡巡したが、熊スプレーだけお守りに持っていこうと車に取りに戻った。

今思えば熊鈴を持っていくべきであった・・・

葛老山の登山道は「ファミリー向け」というだけあって、まずまず整備された歩きやすいルートであり、コースタイムの7割程度のタイムでサクサクと登っていった。

もうすぐ山頂、というところで・・・

もうすぐ山頂手前の第2休憩所の東屋。

その手前のジグザグの斜面を上っていた時だった。

進行方向の右前方3メートルの籔の中から

ガサッ!

バキバキッ・・・

バキバキバキッ・・・・・

大型の動物が森の奥方向に逃げる音がした

偶蹄目の動物(鹿・猪)が逃げる音とは違う。

一瞬で「熊だ・・・!!」とわかった。

音が聞こえたのは数メートル先。あの勢いで向かってこられたら熊スプレーを使う間も無い。

向かってこられた場合はダメもとで戦うしかな無いなぁ。と思いつながら熊スプレーを取り出し安全装置を外した。

持って来といて良かった

足音から察するに恐らく50~60㎏程度の重量感。雰囲気体長80㎝程度のサイズと思われた。

まぁ最悪襲われても死にはしないだろう。昼寝してたのに驚かせちゃったかなぁ、悪いことをしたなぁ等と考えながら

友人にLINEを送った(なんでだよ)。

我ながら緊張感の無い対応ですが、これは熊スプレーを持っていたことが要因として大きいです。

気を取り直して山頂に向かったその2~ 3分後。歩いていると何やら右の方から気配を感じる

そちらへ顔を向けると体長1mほどのクマが15メートル先からこちらを見ていた。

おいおい、興味津々じゃねーか・・・

しっかり目があった。

その瞬間。

「ウぉおオおぉぉ~ー(狂)‼」

と叫ぶと籔の奥のほうに走り去っていった。

あ、叫んだのは熊ではありません。

俺です(狂)。

若い熊なのだろう。好奇心からこちらの様子を伺いたいようだ。

あの様子だとあと何回か合うかもな~。と思いながら、

友人にLINEを送った(スマホ脳)

「動画待ってますW」じゃねーよ。草生やしてる場合じゃねーぞW

まだ遠くに行った気配は無い。恐らくまた合うだろうと思いながら慎重に登り始めた数分後、

山頂直前の東屋に着くところで右の方から

「パキッ・・・」

っと音がした。そちらを向くと15~20メートルほど離れた木の影からこちらの様子を伺う熊が。

完全に森のくまさん状態

距離的に離れていたためスマホでは無理か?と思いながら撮影した映像がこちら。

スマホで撮ったので鮮明ではないが、肉眼ではバッチリはっきり見えている。

スマホを向けた瞬間、クルッと踵を返して逃げていったけど、殺気が伝わったんですかね?

この撮影を最後に熊は姿を表さず、無事に下山する事ができました。

山名板。整備された良い山である。

ちなみに下山時の様子がこちら。

完全にスタコラサッササのサ♪状態

反省と今後の課題

この山行の反省点としては、短時間の山行であっても熊鈴を持参しなかったことであろう。

自分が行動をしている山域はツキノワグマの生息地と言うことを十分に認識して行動することが必要だったと思う。

サコッシュ用に小さい熊鈴を用意するか、

スマホで音を鳴らせば不要な接触を防げた可能性が高い。って、

初めから看板にかいてあるだろ!!

って話でした。

・・・でもあんまり好きじゃないんだよな~。鈴の音も山の中の音楽も!

おまけ(下山後の友人との会話)

無い緊張感

今回は熊とエンカウントした際に熊の方から逃げてくれたため大事に至りませんでしたが、

出会い頭に対面した場合はこんな感じには行かないと思います(来たら戦う以外に選択肢はないだろうなー)。

やはりサコッシュだけで移動するときにも、熊鈴を携帯するなどの対策が必要だと感じた山行でした。

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