今回は、私が使用しているウランジの三脚についてご紹介していきたいと思います。
三脚、持って行ってますか?
山にカメラを持っていく時、持っていこうか悩む物に三脚があります。
星景写真などを撮影するガチ勢は、重くても安定感のある三脚をマスト装備にしていると思いますが、私のようなレジャー勢にはやや荷が重い。しかし、スマホでタイムラプス写真を撮ったりするのに、三脚無しではアングル固定がどうにも厳しい。と言うことで、「軽く」・「スリムで」・「スマートフォンが固定できる」お手頃な三脚を探していたところ、どストライクな商品がありました。それがこのMT‐34です。
MT-34のスペック
サイズ 最短26cm(たたんだ状態)から最長81cmまで伸縮可能。6段伸縮で、延長後の最大荷重1.5kg。
重量 260gとそこそこ軽い。
価格 1,824円と各安
三脚としても、自撮り棒としても使える。
メリット
- スマホホルダー内蔵
スマートフォンを固定するアタッチメントが台座に内蔵されているため、スマートフォンホルダーを別途購入する必要がない&アタッチメントを無くす心配がない(重要!)。
- 収納性抜群
折り畳んだ時は長さ26cmの棒状になるため、ザックのサイドポケットに収納しやすい。
また、ザックの中に収納する際も、凹凸がないため、荷物の隙間に滑り込ませやすい。
- 画角が決めやすい
ボールジョイントの自由雲台が標準装備。無段階に調整でき、アングル決めがとてもやりやすい。
- 自撮り棒としても使える
自撮り棒としては『使えなくはない』程度の使用感ですが、そこまで自撮りする機会を多くありませんので、必要にして充分だと思います。
同社のMT-16も購入に際して比較しましたが、MT-34は147cmまで伸びるのに対してMT-16は44cmまでしか伸びません。自撮りの際の撮影範囲を考慮し、より長いMT-34を購入しました。
三脚と自撮り棒をこれ1つで賄えると考えれば、結果的に軽量化に貢献していると考えます。
デメリット
- 安定感は重量級の三脚には劣る
当たり前っちゃ当たり前の話ですが、重たい三脚の「巌のような安定感」はありません。耐荷重は1.5kgですので、もともとそこまでハードな使い方をする仕様にはなっていません。
重量と安定感は、反比例の関係にあると思いますので致し方ないと許容しています。
- あとちょっと軽ければな〜
ULハイク界隈で有名なタムラックの ZIP SHOT MINIは255gで見た目も好みでめっちゃ欲しいが15Kと手が出ない値段。登山系youtuberの「たかくらや」さんが使用しているJOBYのゴリラポッドはセッティングに癖があり、ちょっと水平が取りにくそう&高さ調節ができない。
※私のテント泊の環境などから、枝に巻き付けたりするゴリラポッドならではの固定法についてもあまり活用出来なさそうと判断。活用出来そうな人は一考の余地あり。
この2点と比べると50gほど重い製品になりますが、ミラーレス一眼を据えるとなるとこの辺りが妥協点だと考えました。
あと100グラムでいいから軽くなってくれるともっと気軽に持ち出す気になるのになぁと思います。
実は同じくウランジのMT16も競合として比較したのですが、三脚の脚の開いた時の角度があまり無いため、ミラーレス機を添えた際の安定感に不安があり、結局MT-34を購入した経緯があります(&スマホホルダーが付属していていない点も気になりました)。しかし、MT-16は重量170gとめっちゃ軽いので、ミラーレスを使用せず、スマホしか据えないって方はMT16を買うと幸せになれると思います!高さは44cmまでしか伸ばせませんのでそこだけご注意を!
まとめ
総評としては『自撮り棒としてはちょい重いが、三脚としては及第点』といった中途半端な三脚です。が、1つの三脚ですべての用途を満たす事は難しいのもまた事実で、MT-34は私が登山に携行する上で求める機能をバランス良く満たしている製品でした。
実は、これの前にも2個ほど三脚を購入しているんですが、徐々に軽くなってきています。こいつの前は同じくウランジのMT-44を使用していました。
色々な山でのタイムラプスに使用していますが、タイムラプスが主な使用用途過ぎて、最近「あれ、これMT-16の方が軽くて使い勝手対して変わらないんじゃね?」ってなってきてます。
おそらく他の写真趣味の方も同じような試行錯誤をしていると思います。
いろいろなメーカーからたくさんの三脚がでていますので、初心者こそ『何を選べばいいのかわからん!』となりがちですので、三脚選びに悩んでいる方のご参考になれば嬉しいです。
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