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手が出せるミトングローブはスノーボードに最適!

ギア
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ここ10年位、スノーボードのグローブはハンドアウトできるミトンを愛用しています。以前はP01(プレイ)の製品を愛用していましたが、数年前から取り扱いがなくなってしまいました。

※後で気が付きましたが、まだありました!こちらの製品の方が性能・耐久性・デザインともに優秀です。でも高価なのでこれからご紹介する商品で充分、という人が多いと思います。

そこでアマゾンを徘徊して発見したPONTAPES(ポンタペス)の「ハンドアウトグローブ」を購入したところ、なかなかいい製品だったのでご紹介していきます。

そもそもハンドアウトグローブとは?

そもそも「ハンドアウトグローブってなんぞ?」って人が多いと思いますので、製品の説明をしますと、「ジッパーが付いていて、そこを開けると指が出せるグローブ」です。マーカーによって「フィンガースルー」と称したりもしています。

百聞は一見に如かず、以下の写真を御覧ください。

ジッパーが付いていて・・・・
そこを開くとと指が出せる!

単純明快ですねぇ笑

以前はP01(プレイ)の製品を愛用していましたが、数年前から取り扱いがなくなってしまいました※2回目ですが、まだあります!こちらの製品の方が性能・耐久性・デザインともに優秀。でも高い。

何かいいものはないかと探し回り、代替候補として上がったのは、

AXESQUIN (アクシーズクイン)のフィンガースルーミトンと

ポンタペスのハンドアウトミトンでした。

実際に触ったところ、アクシーズクインのフィンガースルーミトンは結構ペラペラの質感でした。こらは冬場、低山ハイクの防風目的で使用するには良いかもしれませんが、スノーボードには不安な厚みであったので、こちらは却下。

残ったポンタペスは大阪のD2C会社株式会社ビーランの自社ブランドでした。

D2C(Direct to Consumer-製造者がダイレクトに消費者と取り引きをする会社)系の会社ですので、当然実店舗なし実物を触って確認することができない商品でしたが、値段が他の製品と比べて異様に安かったため「とりあえずこれでいいかー」と消去法で購入しました(結果、なかなか良い感じでした)。

外観

早速外観からレビューしていきます。今年は黒を購入。

高級感は無い。まーいいでしょ。

耐水圧20,000mm、透湿圧2,000g。素材はストレッチタフタ素材を使用。

中綿にはインシュロフト(ポリ綿)を使用しこれ単体でも結構温かい。

フリース素材のインナーグローブも付属。でもタッチ操作は不可。これは要らんな~笑。

良いところ

  • 作業性抜群!これにつきます。

カメラやスマホを操作したいときには、ミトンの止水ジップを開ければ、そこから手を出して細かい作業を行うことができます。

ペットボトルのキャップも開けられるし
カメラ操作ももたつきません!

ちなみに、インナーグローブとしてポリエステルのグローブが付属しますが、私はこれを使用せず、大抵ワークマンのエクストラファインメリノミックスグローブをインナーとして使用しています。

  • 保温力はそれなり(及第点)

− 10度未満の環境でしたらこの組み合わせで快適に過ごせますが、マイナス10度を下回るような環境でしたら、さらに厚手のインナーグローブを組み合わせるか、ニトリル手袋を履いてBVLシステムを導入するなど、環境や状況によって微調整できるのも特徴です。

逆に、ピーカンで暑い時などは、ジッパーを全開にすることで、手袋内に外気を取り込み温度調整(調湿)をすることも可能です。むしろこちらのメリットが大きいと感じます。

  • とにかく安い!

耐久性については最低でもワンシーズン、できれば2から3シーズン持つ耐久性があれば、及第点としています。大体2シーズンおきに買い換えると想定すると、経済性も気になってきます。

特に、スノーボードで攻めたカービングをすると、手のひらを地面に擦りつける場面が多くあります。そのような深いカービングをする状況ではガリガリのゲレンデに手のひらを擦りつけるようにして滑るので、すぐにグローブがボロボロになります。したがって、グローブについては完全に消耗品と言う認識でいますので、購入のしやすさと経済性も気になるところです。

こちらのポンタペスのハンドアウトミトンは3,591円(2024/01/05時点で)、アクシーズクインのフィンガースルーミトンオリジナルは7,040円でほぼ倍の値段です。

この記事を書いている最中に、指が出るについていろいろ調べたところ、P01のハンドアウトミトンの後継品?と思われる製品がレイトプロジェクトより販売されていました。こちらのお値段は11,880円から。フィンガースルーミトンオリジナルのさらに1.5倍の値段ですね。

どうしてもハードに使用するため、作業のしやすさと保温性は逆相関の関係になってしまいます。大体どの製品も持って2-3年なので、コスパよく使うのであればこの製品のような「安くて使い勝手の良い製品を毎年買い替える」というのも一つの方法だと思います。

  • 洗濯機で普通に洗える

基本的に化繊でできている製品なので、洗濯機で普通に洗っています。撥水性は度重なる洗濯で徐々に失われていますが、大体氷点下で使用していますので、今まで特に困った事はありません。必要だと感じたら、NIKWAX等のコーティング剤で撥水処理を行いましょう。

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悪いところ

  • 付属のインナーグローブは微妙。

フリース製のインナーグローブが付属しますが、指先がツルツルと滑りやすく、指先もスマホ対応ではないため、こちらはほとんど使用していません。こいつだと細かい作業もしにくいので。スマホ対応のインナーグローブにするかタッチペンにしたほうが無難です。

スマホについては− 10度を下回る環境ではあまりインナーグローブを外気に晒したくないのでタッチペンを使用していますが、その場合もあまり分厚いインナーグローブだとタッチペンがつまみづらいため、一番下にニトリルグローブを装着し、BVLで対応しています。

  • 耐久性

耐久性については、やや微妙な印象。

以前使用していたP01のグローブよりも薄手の生地でできているため、過酷に使うと1シーズンで穴が開きます。

こいつは2シーズン目で穴が空いた
親指の付け根も合皮の剥がれあり

対策として、角付けの多いターンをする際は、リーンアウト時に手のひらを雪面に擦りつけないように注意する(特にトーサイドターン)。また、スマホやカメラ操作などで使用することが多い右腕側のジッパー付近の縫製がほころぶ事が多い。

この止水ジップの故障については、以前使用していたP01製品でも生じていましたので、この製品の問題と言うよりは、ジッパー付きのミトンの多くに共通する問題であると思われ、根本的には使用している生地を変えるかパターンの刷新が必要な事象だと思います。

ちなみに私は対策として、止水ジッパーが完全に開ききらないように、ジッパーの指先側の末端を糸で縫いつけた後、ほつれ無いようにシームグルーで補強しています

まとめ

作業性が良く、暖かく、けれども蒸れず、耐久性が良くて安い(コスパが良い)グローブを探し続けています。ここ数年は「とりあえずポンタペス買っときゃいいか」ってい状態が続いていますが。

私の布教活動の結果、私のスノーボード仲間はかなりの比率でハンドアウトグローブを使用しています笑。

見た目と耐久性の面から革製の製品を購入するのもありだと思います。友人が使用しているもので一番上等のものはhimarak(ヒマラク)の ABSINTHE(アブサン)というモデルです。見た目も耐久性もメッチャイイですが、大体20,000円程度しますので、お財布と相談の上購入を検討してみてはいかがでしょうか。

himarak(ヒマラク)の ABSINTHE(アブサン)。うーん、渋い
P01のもの。

私の布教活動の性もあるでしょうが、年間数十回は滑りに行くメンバーの多くがハンドアウトグローブを愛用しているのは「使いやすい」からに他なりません。とりあえずお試しで使ってみるのも痛くないお値段ですので、騙されたと思って一度使ってみてください。病みつきになること請け合いですよ!

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