昨日のシモフリ新道の後、長らく愛用していたモンベルのテクニカルフリース「トレールアクションパーカ」のチャックが壊れました(泣)ので早速買い替えてきました!
新しいトレールアクションパーカは微妙にアップデートされ、相変わらずコスパも良好!付き合ってくれた友人も私と一緒に購入するくらいの逸品です。今回はそんなトレールアクションパーカについてレビューしていきたいと思います。
mont-bell トレールアクションパーカ概要
mont-bell公式による商品説明では、
優れたストレッチ性を備え、動きやすく快適な着心地のパーカーです。クライミングなど激しい動きを伴う場面で活躍。生地の表面は滑らかで雪がつきにくく、裏面は暖かな起毛地で保温性にも優れます。
とされています。では実際にみていきましょう。
- 価格:¥9,460(税込)
- 素材:ストレッチクリマプラス®(ナイロン47%、ポリエステル36%、ポリウレタン17%)
私は基本的にポリウレタンが入ってる素材があまり好きではありません。経年劣化で生地がヘタってくる原因になるためです。が、こいつは特別枠で贔屓してます。
激しい運動や大きな動きに追随する抜群のストレッチと適度な通気性。体にフィットするパターンで快適になフードを併せ持ったコスパの良い製品は他にないためです。
平均重量:367g
- カラー:ブラック、グリーン、ネイビー、レッド
- サイズ:S、M、L、XL
とりあえず着てみた。
- 身長165cm/体重60kgで着用
- 袖口にサムホールが付いてる!
- フードは立体的で頭周りにしっかりフィットするカッティング。
- 厚みはそこまで厚くないので、保温性はそこそこ。
しかし、このそこそこの保温性は春秋や夏の高山など気温が一桁〜20度いかないくらいの環境での運動で真価を発揮します。オーバーヒートしないのです。
アクティブインサレーションが流行る前からこの製品を使っていますが、汗抜けが良く動きやすいため、テクニカルな登山やバックカントリースノーボードなど、「激しく動くが汗をかきたくない」時の中間着としてかなり優秀です。
- とはいえ、気温一桁台ではコレ一枚では寒い。
ので、ULダウンなどの防寒着をザックに一枚入れておきましょう。私はスペリオダウンパーカ(800Fillのダウンパーカー)を夏でもザックに入れています。
- 内ポケットがなくなった
元々使用していなかったので問題なし。蓋がついていないのでかがむと中のものが落下しそうなのと、内ポケが深くて使いにくかったのが理由。無くして正解だと思う。
使用シーン別のおすすめ使用法
- 春秋や夏の高山登山に!
- テクニカルな登山に。秋冬のクライミングジムでも使えそう。結構寒いショップが多いですからね。
- バックカントリーの中間着に!表面がしなやかで雪がつきにくくなっています。
ツルツルした表面は、重ね着するときもストレス無くサッと袖を通せます。サーモライトエコモードはこの点ちょっとイケてないんですよね。
- 春スキーのアウターに!
暑くなりすぎないから春スキーにも使いやすい!
良い点
- 動きやすい!
体にフィットするパターンと2ウェイストレッチで快適です!クライミングやスノーボードなどの激しい運動にも難なく追随してくれます。
山頂や稜線付近で爆風が吹いているときも風に煽られてバタバタしないのでそこも良い点ですね。
- 表面がツルッとしていて重ね着しやすい!
もともと重ね着するためにこんな生地表面にしているんでしょうね。重ね着するときも「サッ!」と一瞬で羽織れます。
この表面は雪もつきにくく、スノーボードの際も効果を感じることができます。
- 安い!
またか(笑)って話ですが、この製品は異常に安いんです。
競合になりそうな製品ですと、パタゴニアのR1プルオーバー・フーディ(税込¥ 23,100)、
ブラック・ダイヤモンドのコエフィシエントストームフーディー(税込¥26,840)。←舌噛みそう。
アークテリクスのカイヤナイト フーディ (税込¥34,100)
なんかが挙げられると思いますが、さすが私達のmont-bell。税込¥9,460と破格の値付けになっています。
こいつも数年前までは7000円台で買えていたので少しずつ値上げはされていますが、まだまだお値打ち価格!この価格帯で購入できるテクニカルフリースとしては他に並ぶものがないコスパです。
- 少しずつアップデートされる定番商品である
旧製品にはなかったサムホールが追加されるなど、ユーザーの声を吸い上げて更に洗練された商品へと改善が続けられています。故障や破損などしてしまった時にも「指名買い」ができる定番商品であるのもユーザーとしては心強いですね。
イマイチな点
- トレールアクションパーカは動きやすく、適度な保温性能をもっていますが、防寒着ではありません。気温が低い地域に行く場合や標高が高いところに行く場合や、風が強くなりそうな場合は必ずウィンドシェルやダウンパーカーなど風や寒さなどへの対応を行いましょう。
- 生地にポリウレタンが混紡されている。
上で比較に上げたパタゴニアのR1プルオーバー・フーディ(ポリエステル93%、ポリウレタン7%)やBDのコエフィシエントストームフーディー(ポリエステル92%、ポリウレタン8%)。も素材にポリウレタンを使用しており、比較に上げた製品でポリウレタンを使用してい無いのはアークテリクスだけでした。
ポリウレタンの性質上、経年劣化で生地がヘタってくるのは避けられません。が、こいつは特別枠で贔屓してます。
まとめ
これは文句無しで「買い」でしょう!
この製品が定番商品で良かったです。他社製品との比較でも分かる通り。この性能でこの価格はちょっと考えられないコスパです。おそらく今回買ったトレールアクションパーカがヘタったときもまた即買い替えするだろう、くらいのオススメ商品です。
テクニカルな登山やバックカントリースノーボードだけでなく、普通に登山で使用できる活用範囲の非常に広い行動着ですので、ミドルレイヤーに迷っている方には激推ししておきます!
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